こんな方にオススメの記事です
- 読書をしているが、イマイチ役に立ってない気がする人。
- 身に付く本の読み方を知りたい人。
- 読了目安:8分
こんな悩みにお答えします。
・社会人経験20年以上、管理職や新人教育なども多数経験。
・読書の方法や、オススメの本をよく聞かれたりします。
この記事を読んでいるみなさんも、本を読んでいるときは「スゴク勉強になったな~^^」と満足したり、仕事で活かせそうな内容だと思っていたのにうまくいかせなかったりする経験があると思います。
せっかく勉強を頑張ってるし、総務省の家計調査で年収の多い家庭ほど本に投資をしているデータがあったり、収入が高い人ほど読書をすることが有名だったりするので、読書の効果にあやかって年収アップもはかりたいところ。
そこで、そんなお悩みに対して今回は「役に立つように読書する方法」についてお話をしていきます。
結論からお伝えすると、まず考えてほしいポイントは2点。
【身に付く読書にするための見直しポイント】
・本を読むこと自体で満足していたり、読むことが目的になってませんか?
・具体的に「その本を読む目的」はしっかり決まっていますか?
ちょっとキビしく感じるかもしれませんがすごく大事なことなので、ここから分かりやすく掘り下げて説明していきますね。
読書|本を読むこと自体が目的になっていませんか?
実はこれが気を付けてないと気づきにくい落とし穴な状態で、無意識の間に「本を読むことが目的」になっていることもあるんです。
注意ポイント
多くの人が子供の頃から「本を読むことは良いことだ」と刷り込みに近いレベルで習ってきていると思うので仕方がない部分もあるのですが、本を読む行為自体に満足していては読書の効果は期待できません。
特に難しい内容やジャンルの本だったり、流行の本を読んだ時には「自分はスゴイ本を読んだ、だから大満足」となりがちです。
これはこれでストレスの解消だったり、自己肯定感を高めるといった意味では有効かもしれませんが「本の内容を仕事や生活にいかす」という意味では効果は期待できそうにないですよね...。
【まとめ】
・本を読むことに満足してないか?自分のスタイルを振り返ってみましょう。
身に付きやすい読書の方法とは?
では、内容が身に付きやすい読書の方法を箇条書きで紹介しますね。
【 身に付きやすい読書の手順 】
1、自分の現在手に入れたい知識が何か?を明確にしておく。
2、本を買うときに自分が知りたい内容のものか?をしっかり見定める。
3、目次、裏表紙や帯、著者の情報を先にしっかりと目を通し
手に入る知識を流れで関連付けながら読む。
4、小さくインプット、小さくアウトプットを繰り返す。
5、自分がいいなと思った部分は確認しやすくするため、マーカーで
線を引いて付箋を貼るなど目立つようにして使い倒す。
6、仕事や日常生活で得た知識をソッコーで使ってみる。
7、役にたったかどうか?の振り返り、答え合わせをする。
まずは、この流れを基本的な形にしてみなさんに合うようにアレンジしてみてほしいです。
上の表だけで言葉的に理解しやすいかと思いますので、ザックリと説明させてもらうと、一番大事なのは目標が「自分が何を知って、何を解決したいか?を得ること」というのを常に頭の片隅においててほしいということ。
そして、得た知識を実際に使ってみて効果測定をすることです。
ポイント
例えばコーチングの本を読んだとしたら、家族や友人と過ごす中でも相手の良いところを見つける練習ができたりとアウトプットのチャンスはいくらでも見えてきます。
そして、役に立ったかどうか?の答え合わせも重要ですが、多くの人が抜けがちです。
【答え合わせの例:コーチングの本を読んで実践】
試したこと
:部下の成長を促すため、改善点の指摘と同時に
良いところに関しても改めて口に出して評価していることを伝えた。
結果
:本を読む前は、改善点だけを伝え良い点に関しては
口に出さなくても伝わっていると思い込んでいた。
〇〇ページに書いてあった方法で、相手をよく見て
相手に合った対処をする方法が使えた。
こういった形で少し手間はかかるかもしれませんが、本を参考にしておこなったことの成果や失敗を答え合わせしてみてほしいです。
慣れると思ったよりも時間がかからなくなりますし、読書をして手に入れた知識を自分自身で目に見える形で振り返る事もできるので、達成感がアップするのでお勧めです。
ビジネス書だと特にですが、数学の問題集などのように練習問題が載っているものは少なかったりします。
知識を深く習得するためにも自分自身で練習問題を作ってチャレンジする感覚で試してみると楽しめると思いますよ^^
【まとめ】
・読書の目的は「自分が何を解決したいのか?どうなりたいのか?」を
明確に持ち、それにあった読み方を考えていきましょう。
・身につけるためにも、アウトプットとその答え合わせをするように
習慣づけていきましょう。
まとめ
読書自体を楽しむことも良いことですし、得た知識を使って効果を体感出来たら嬉しくてもっと読書にハマる良いサイクルが生まれそうですよね。
本を読むことで、自分では体験できなかったことを追体験して楽しむことや学習は生涯にわたって続くものだと思います。
ラノベや週刊誌など楽しく読んでいるだけでも意外に役立つ知恵がついたりするものなので、興味が沸いたら読んでみると新たな出会いがあって楽しいですよ。
今回の記事を読んでもらえたことで、みなさんにもっと読書に親しんでもらえて人生が豊かになることを祈っております。